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安らぎの浄土「当尾の石仏」に合掌

奈良の北東部、木津川以南の位置、自然に溢れた浄土の里「当尾」を歩いてみました。
住所的には京都ですね。なんか奈良の雰囲気ですけど。。。
地名ですが、当尾とかいて「とうの」と呼びます。

このお話も、いつごろか・・・秋の「曇りのち雨」みたいな日でした。
加茂駅より浄瑠璃寺行きのバスに乗って、山道を20分。かなりの、くねくね道。こんな山奥?浄瑠璃寺?
と思うくらいの山道でした。
阿弥陀さまが九体並ぶお姿には、月並みですが、ありがたさを感じる他ありませんでした。
浄瑠璃寺参拝については、沢山気持ちを書きたいので、またの機会としまして、浄瑠璃寺から岩船寺に向かう山越えにあたり、ご紹介させて頂きます。

当尾の里は、たくさんの磨崖仏・石仏があります。それぞれ立派に現存しております。このような仏教文化財を、地域のご先祖さまたちが、争乱や自然の猛威の中で守りぬいてきた歴史に深く感謝したいと思います。

浄瑠璃寺を後にして、県道沿いを北へ歩きだすと、まず、「藪の中三仏磨崖像」があります。それぞれ、看板を立ててくれているので、見過ごすことなく、仏さまを拝むことができます。
正面が地蔵菩薩さま、右は十一面観音さま、写真では見えていませんが、左の石壁に阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。「やぶの中の・・・」とネーミングそのまま、やぶの中ですが、近くまで寄り添えます。
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アタゴ灯篭を目印に、右への山道に入っていきました。緩やかな登り坂を歩いて約10分くらいだったかな。次にお見かけした石仏は「阿弥陀地蔵磨崖仏」(カラスの壷)でした。正面が阿弥陀さま、写真では見えませんが、左壁に地蔵さまが彫られてます。
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いや~すごいです。このあたり、まさに極楽浄土です。なぜこのような仏教文化が発祥したのかを少し。。。
古来、都の煩わしさから逃れ、瞑想にふけ、心を静めて学問をする地として、志の高いお坊さんたちが、たくさんのお寺を建立したそうです。その後、世の事象により衰退をたどり、寺が失われたあとに、石仏などが残されていったそうです。仏教のある軌跡ということでしょうか。ほんと、自然の中に仏さまがいらっしゃるお姿は、なかなかこの当尾の里でしか体験できないな。

さて、カラスの壷から、坂道の角度もついてきて、わりと登山ぽくなってきました。次にお会いしたのが、「阿弥陀三尊磨崖像」、通称「わらい仏」と言われている仏様です。
非常にやさしいお顔立ちで、微笑みかけてくれている仏さまです。いい感じです。ファンになりましたね。
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わらい仏を後にして、岩船寺に向かうルートはなかり険しい山越えルートになりました。なんかこのあたり、大きい岩が多いんです。なんとか山越えを無事終了し、岩船寺に到着、岩船寺のご本尊さまもかなり素敵でして、これまた次の機会ということで、最後、もうひとつ磨崖仏をご紹介致します。
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こちらは岩船寺より南へ15分くらいかな、でました「弥勒仏線彫磨崖像」、通称「ミロクの辻」、こちらの仏さまは、あの宇陀の大野寺の弥勒菩薩磨崖仏を小さくしたような仏さまでした。
鮮明なお写真ではありませんが、実物はくっきりと綺麗に彫が残っておりました。
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まだまだご紹介できなほど沢山の仏さまがいらっしゃる当尾の里、礼拝し心を清め、安らぎを与えてくれる浄土の里でした。
私のフェイバリットなブッディズムエリアの一つになりました。
合掌

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当尾の石仏マップがダウンロードできますよ。
http://0774.or.jp/spot/sekibutu/