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「一隅を照らす」金剛輪寺-湖東三山-

湖東三山を巡ってきました。と言っても、今回は2つのお寺ですけど、有意義に参拝させて頂きました。
湖東三山、現在では、金剛輪寺、百済寺、西明寺の三寺を指します。
私は、今回、比叡山直系の金剛輪寺、歴史あふれる百済寺に酔いしれてきました。
まずは、金剛輪寺のご紹介をさせて頂きます。
非常に大きな境内です。まあ、1つの山がお寺の敷地になっていると言ってもいいような広さです。この感じは、百済寺ともよく似ています。
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20分くらいでしょうか、上って行きますと、本堂にたどり着くのですが、私は本堂までの道中が、なんとも心に残りました。。。
本堂には、行基さん作の「生身の観音」とよばれる聖観音菩薩さま(秘仏)、日本最古の大黒天さま、あと阿弥陀さまや慈恵大師坐像、お不動さんに四天王・・・数々の仏さまがいらっしゃるのですが、大変失礼ですが、本堂までの参道に魅了されてしまいました。
というのも、目に映る「千体地蔵」。こんな光景見たことがない!
言葉が適切ではないですが、なんとも異様なほどに整然とならぶお地蔵様。
参道に鎮座するお地蔵さま、その数、千体どころか2000体のお地蔵さまがいらっしゃると言われています。
お地蔵様それぞれ、風車が供えられていて、風が吹くと、カタカタと音を立てて、回ります。
1体1体にお名前が書かれています。
そこには、地域の人々の供養や祈りがありました。
1つ1つのお地蔵様が、1人1人の思いを一生懸命お守りしているのですね。
なんともいいがたい風景に私は感動しました。
この雰囲気、是非、動画でご覧下さい。

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金剛輪寺は、我らが「行基」さん創建以降、平安時代に、伝教大師最澄さまのお弟子さんの慈覚大師円仁さまが天台密教の道場として延暦寺の末寺として栄たお寺なんです。
まさに「一隅を照らすお寺」と謳われています。

1人1人が、自分に与えられた役割を天命として心得、喜びを見いだし、一生懸命、人生を歩んでいく。それこそが社会・国の発展に結びつく。社会の中の1人であり、社会を照らす存在である。少し私の解釈は言葉足らずで、間違いもあるかもしれませんので、正しい「一隅を照らす」は下記をご参照ください。

そのような1200年前のお言葉が仏教の教えとともに、このお寺に息づいている。
それだけでも、なんか嬉しくなる、ワクワクするお寺でした。

そしてお庭も素敵でしたね。私時間を忘れて座り込んでボーッと眺めてました。
参道の途中、左に本坊「明寿院」があります。作庭された時期は江戸時代らしいです。
お庭の随所にいろいろ仏教的意味があるかと思いますが、まだまだ未熟な私は、よくわかりません。が、このお庭は、心が和みます。ごろんと寝そべりたくなります。
お寺関係者のおばちゃんとお話していると、秋がすごい世界になるらしいです。「また来たい・・・」って感じでした。
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そんなこんなで魅力いっぱいの金剛輪寺。
「滋賀のお寺って、なんかいい。」と思う今日この頃でした。

金剛輪寺ホームページ
http://kongourinji.jp/gallery/index.php
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874

滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874

「一隅を照らす」
お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていこう。「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝である。
(天台宗ホームページ一隅を照らすより引用させていただきました。)

番外編写真
山門にある大きな草鞋に願いを込めた1円玉
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金剛輪寺で遭遇した生き物たち

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